キャリア

「関わった人には、みんな笑顔で帰ってほしい」。
それだけを続けていたら、キャリアはあとからついてきた

花輪 博行第二営業部 課長

店内で笑顔を見せる花輪博行

今回お話を伺ったのは、第二営業部で課長を務める花輪さん。千葉県を中心に22店舗を受け持ち、それぞれのお店で社員さん2〜3名、スタッフさん70〜80名と働いています。

花輪さんのキャリアは、飲食から始まりました。一度は建築の仕事へ移るも、再び飲食の世界へ。スシローに入社したのは2005年です。「いい店をつくりたい」「関わる人を笑顔にしたい」。副店長、店長、そして課長へと立場が変わっても、花輪さんが20年以上持ちつづけてきたのは、この2つでした。「キャリアはあとからついてきた感覚だった」と話します。

一つのお店の店長から、22店舗を受け持つ立場へ。任される範囲はどうやって広がっていったのか。詳しく聞きました。

花輪 博行

第二営業部 課長
2005年1月 株式会社あきんどスシロー入社

調理の専門学校を卒業後、飲食と建築の仕事を経てスシローへ。スシロー日野バイパス店でキャリアをスタートし、スシロー平塚店ほか5店舗で店長を務める。現在は千葉県を中心に22店舗を受け持つ。関わった人にはみんな笑顔で帰ってほしい、という想いを入社以来持ちつづけている。

※所属・役職は公開時点

一度は飲食から離れるも、また戻ってきた

スタッフと向かい合って笑顔で話す花輪博行

—— 花輪さんは、調理の専門学校を出て料理の道に進まれたそうですね。スシローに出会うまでを教えてください。

学生のころから飲食関係でアルバイトをして、専門学校を出てすし屋に就職しました。働いているうちに建築関係の仕事のお話をいただいて、一度そちらに移り、しばらく飲食から離れていました。

ただ、学生のころからずっと変わらなかったのが、「喜んでいるお客さまの顔を直接見たい」「料理も好き」という想いでした。この2つができる仕事を続けたかったので、飲食の世界に戻る決断をしたんです。

—— 戻った飲食の世界は、回転すし業界だったそうですね。

そうなんです。そこで調理の技術を学ばせていただき、この業界のおもしろさを深く知ったように思います。

ただ、当時いたのは主に調理の現場でした。時間を重ねるごとに「店舗の運営や管理にも携わってみたい」という気持ちが強くなっていって。店舗の運営に携われる会社を探すなかで、スシローならそれが叶うと知り、入社しました。

同じマニュアルから、店ごとの色が出る

店内で横を向いて話す花輪博行

—— 業態は同じでも、会社を移ることになります。不安はありませんでしたか?

飲食の現場は知っていましたから、仕事への不安はそれほどありませんでした。不安があったのは、働き方のほうです。勤務時間の長さや待遇に対する飲食業界のイメージが、少なからず頭にありました。

でも、入社してから20年以上、働きながらスシローを見てきて、よくイメージされる「飲食ならでは」とは違うなと。たとえば、勤務時間や残業です。システムがしっかり整っていて、「決めたことは必ず守る」という会社の風土がここにも表れています。

働き方以外も同じです。研修もそのあとのフォロー体制もアップデートされつづけていますし、やりたいと言えばその機会ももらえる。学ぶ機会も任される機会も、待っていれば与えられるというより、手を挙げれば返ってくる。そういう環境だと感じています。

しんどいと感じる部分は、もちろんゼロではありません。繁忙期は踏ん張りどころですし、うまくいかない時期も正直あります。ただ、一人で抱えることにはならないんです。聞けば答えてくれる仲間がいて、部署がある。そこが大きいと思います。

—— 実際に店舗の運営に携わってみて、どうでしたか?

関わる人の数が一気に増えました。スタッフさんがいて、社員さんがいて、お客さまがいて。自分一人では何も動かせないんです。仲間とともに一つの目標に向かうことも、数値の管理も、自分の思うようなお店づくりができることも、それまでの仕事にはないおもしろさでした。

—— 店舗を任される、とはどういうことだと感じていますか?

店舗には、自分たちで決められることがたくさんあります。誰もが迷わず働いていけるようなルールもマニュアルもあります。ただ、店舗の雰囲気をどうつくるか、人に何を教えてどう接するかは一店舗ずつ違っていいんです。

それに、任される範囲は自分で広げられます。「この店でこういうことをやりたいです」と伝えつづければ、会社はチャレンジする機会をつくってくれます。もちろん自分の頑張りは必要ですが、相談すれば上司や先輩が寄り添って、「進め方はこうしたほうがいい」「ここが足りないよ」と教えてくださいます。

キャリアより先に、目の前の人を見ていた

レーン脇の通路で店内を見回る花輪博行

—— 店長としてキャリアを重ねるなかで、課長という道は見えていましたか?

私の場合、上に行きたいという願望はあまりなくて。「いい店をつくりたい」「地域で一番の店にしたい」という一心で今日まで仕事をしてきました。だから、役職はあとからついてきた感覚です。

ただ、「こうなりたい」と思える方は周囲にたくさんいました。ほかのお店の店長や、課長、部長の方々です。とにかくその背中を追いかけてきました。本当に人に恵まれて、今があると思います。

—— 長く現場を見てこられて、やりがいを感じることに変化はありましたか?

一緒に働いてくれている社員さん、アルバイトさん、パートさん。みなさんそれぞれにこの先の人生があります。だからこそ、店長時代は、辞めるときに「やってよかったな」と心から言ってもらえる店づくりを目指していました。

そのなかで、店長時代も課長になった今も、やりがいを感じることはずっと変わっていなくて。一緒に働くスタッフさんたちが育っていく瞬間なんです。できなかったことができるようになる。それを間近で見られて、しかもその手助けができるんです。

—— 人を育てることを、そこまで大事にされているのはなぜでしょうか。

追いかけてきた、あの店長や課長、部長からです。上司が変わっても、言われてきたことはいつも同じでした。人を大事にする、人を育てる。スシローが「ピープルビジネス」と呼んでいるのはこの考え方で、みんなに浸透していると思います。

私自身、目の前のことに向き合っていたら、任せていただく仕事が増えて、一店舗のことだけを見ていたのが、いくつもの店舗を見るようになりました。個人的には任される範囲が広がるほど、仕事はおもしろくなると感じています。

だからこそ、一緒に働く仲間には、立場に関係なくそのおもしろさを知ってほしいと思っていて。実体験があるぶん、社員さんには、役職が上がるごとに任される範囲も見えるものも変わること、そのおもしろさも含めて伝えてきました。

年数でも経験でもなく、捉え方で決まる

客席で笑顔で話す花輪博行

—— 課長として日々多くの人を見ていると思います。スシローにはどんな人が集まっていますか?

スシローにはいろいろな背景の方が集まっています。おすしがあまり好きではない社員も、生ものが食べられない社員もいます。飲食が未経験だった方が、あっという間に力をつけていくこともあります。経験のある方とない方が、追い抜いたり追いつかれたりしながら、切磋琢磨しているんです。

—— そのなかで、伸びていく方に必要なものはなんでしょうか。

積極性やコミュニケーション力がないと難しい、と思われるかもしれません。でも、実は私も最初は備わっていなくて……。

お店では演じる、というと大げさですが、最初は仕事として割り切るのも必要かもしれません。そうした振る舞いも、いつしか自然にできるようになっていくと思います。苦手な方でも自分なりの接し方は必ずあります。最低限のコミュニケーションができていれば、あとは自分の仕事をどう捉えるか次第で、いいお店はつくれます。

私も20年以上スシローにいますが、長くいればいいというものでもないんです。大事なのは、素直に話を聞いて行動し、やりたいことを少しずつかたちにしていけるか。そうやって少しずつ進めていける方のことは、会社がきちんと見てくれています。

—— 最後に。20年以上たっても、スシローで働きつづけている理由はどこにありますか?

一緒に働く方の成長を間近で見られることも、任される仕事が増えていくことも、そのまま自分の刺激になるからです。転職する前に戻っても、また私は間違いなくスシローを選ぶと思います。なにより、私はこの会社の人が好きですし、通ってくださるお客さまも大好きです。出入りしてくださる業者さんにも、笑顔で帰っていただきたいです。

関わった人には、みんな笑顔で帰ってほしい。その想いだけは、これからも変わらないと思います。

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