カムバック

「どこでどう頑張っていくかは、自分で決められる」。
一度離れた場所で、できることが広がっている

山原 晋第三営業部 町屋駅前店 エリアマネージャー

店内で笑顔を見せる山原晋

今回お話を伺ったのは、第三営業部でエリアマネージャーを務める山原さん。自身もスシロー 町屋駅前店の店長として、95名のスタッフさんとともにお店を動かしています。

山原さんは学生時代のアルバイトからそのままスシローに入社し、店長まで務めたあと、一度会社を離れています。移った先は、ずっとやってみたかった広告の仕事。その後、スシローにカムバックしています。

一度離れても、戻ってからも。お店で任される裁量も、これから受け持つお店の数も。山原さんの話に何度も出てくるのは、「自分次第」という言葉でした。

一度は別の道に進んだ人が、なぜもう一度この会社を選んだのか。詳しく聞きました。

山原 晋

第三営業部 町屋駅前店 エリアマネージャー
2000年4月 株式会社あきんどスシロー入社(2011年7月 再入社)

学生時代のアルバイトを経てスシローへ。関西のスシローの店舗店でキャリアをスタート。一般社員、副店長を経て店長を務めたのち、一度会社を離れて広告の仕事に移る。再入社後は店長を経て、現在はスシロー 町屋駅前店でお手本になる店をつくりながら、エリア5店舗の店長の育成にあたっている。

※所属・役職は公開時点

4年続けた場所なら、働く自分が想像できた

客席のソファ席で笑顔で話す山原晋

—— 山原さんは、学生時代のアルバイトからそのままスシローに入社されています。就職活動は、ほかの会社も視野に入れていましたか?

実はほかにも何社か内定はいただいていました。ただ、そのどこかで働いている自分をあまりうまく想像できなくて。当時から広告に関わる仕事をしてみたい気持ちはあったものの、就職の厳しい時期で希望どおりにはいきませんでした。

そのなかで、アルバイトとして4年間続けてきたのがスシローでした。仕事の中身も、一緒に働く方たちも知っているからこそ、社員として働くイメージが持ちやすくて。店長や先輩から背中を押していただいたこともあり、ここでやってみようと決めました。

—— 実際に社員になってみて、アルバイトのころと変わったのはどんなところでしたか?

数字に責任を持つようになったことですね。原価も人件費も売上も見るようになって、アルバイトのころとは責任の大きさが違いました。

任される範囲が広がったのも大きかったです。ほかのお店のヘルプや、新店の立ち上げにも行くようになって。関東のお店に移ってからは、新店オープンのサポートにもよく入っていました。店長になるまでに10店舗ほど経験しました。同じスシローでも、お店が変われば動くべきことなどもまるで違いましたね。

外に出て初めて、店の裁量の大きさを知った

厨房でスタッフとネタケースを確認する山原晋

—— そこから、一度会社を離れられています。決断されたきっかけはなんだったのでしょうか?

就職のときに諦めた広告の仕事をやっぱり一度やってみたかったんです。ちょうど機会が巡ってきて、挑戦することを決めました。スシローの仕事と広告はまったく違う分野なので、それまでの経験がそのまま活きるわけでもありません。不安と期待が入り混じるような気持ちだったことを覚えています。

—— 会社を離れてみていかがでしたか?

新しい環境では、一つの広告が世に出るまでにこれほどの人が関わるのかと驚きました。代理店と制作会社がどう分担して、どのような順番でつくられていくのか。その流れを一通り学びました。

同時に、自分がスシローで向き合っていた店舗の仕事のおもしろさもより見えてきました。自分の裁量でできる範囲が思っていたよりずっと大きかったんです。当時は、この商品を売りたいと思ったら、お店独自の方法でお客さまにPRできたんです。どこまでやるかは自分次第でした。店長のオリジナリティで、お店ごとの個性を出せていたんだな、というのも離れてから初めてわかりました。

—— 会社を離れてからも、スシローとはつながりがありましたか?

ありました。私が離れる決断をしたのは12月の末で、まさにスシローの繁忙期。それでも、みなさん「残念だけど仕方ないね」と送り出してくださったんです。

そのおかげか、離れてからも一緒に働いていた方たちとは、ときどき連絡を取っていました。「ここの店舗に異動になったよ」という報告をもらったり、お店に食べに行ったりもしていたので、関係が途切れることはありませんでした。

変わっていく会社と、変わらなかったやるべきこと

客席を見回りながら手元の端末を確認する山原晋

—— そこから、もう一度スシローで働こうと思われたきっかけは、なんだったのでしょうか?

離れている間も、スシローのことは自然と目に入ってきました。広告を見かけるようになり、お店に行けばタッチパネルが導入されていて、新しい炙りのおすしなどの新商品も並んでいて。行くたびに何かしら変わっていました。外から見ていたぶん、変化がわかりやすかったのかもしれません。

「この先、スシローはもっと大きくなっていくんだろうな」と確信するようになりました。大きくなっていく会社で、もう一度やってみたい。それが戻る決断をした一番のきっかけです。

—— もう一度この会社で働くことに、迷いはありましたか?

正直に話すと、少しありました。私が離れている間にも会社は変わりつづけていたので、その場にいなかったという引っかかりが自分のなかに残っていて。ブランクがあったぶん、また戻ってやっていけるだろうかという不安もありましたね。

でも、スシローに戻ってからはやることがシンプルに見えていました。まずは早く店長に戻れるように。あとは目の前のことを一つずつやっていくだけ。それは、離れる前と何も変わっていませんでした。やるべきことに集中していたら、最初の引っかかりも不安も、思ったより早く解消されていきました。

抱え込むのをやめてから、動き方が変わった

バックヤードでパソコンに向かう山原晋

—— スシローに戻ってきてみて、離れる前と違ったのはどんなところでしたか?

会社の仕組みがさらに整っていたことです。業績の考え方も、分析のためのツールも、役職ごとの研修も整って、知識を育てる基礎ができはじめていました。

もう一つは、自分の動き方が変わったことです。以前は、店舗でやりたいことがあっても、自分で動く時間が長くて。戻ったころはちょうど、会社としても「スタッフさんにもっと仕事を任せていこう」という流れができはじめ、人数も増えていました。

そこから、自分の役割のうち「この部分はこの人に」と適性を見ながら、少しずつお願いしていけるようになったんです。結果、店長として本来やるべきことに時間を割けるようになりました。

一人ひとりが力を出せる持ち場に収まって、お店が回り、売上が積み上がっていく。そこまで組み立てられたときが、一番やりがいを感じます。

—— 飲食業界には、忙しい・休みが取りにくいというイメージもあると思います。実際に働いていて、どう感じていますか?

離れていた時期があったぶん、スシローがそこを変えようとしているのは、なおさら強く感じますね。お店の組み立て方次第ではありますが、自分の裁量で働き方を調整できるようになったのは、私がいたころとは違うところです。

ただ、「スシローの事業はピープルビジネス」と会社が掲げているとおり、人があってこその事業だというところは、当時から変わりません。

—— 広告の仕事の経験が活きたと感じることはありますか?

お客さまの見方が変わりました。どういう動線でお店に入ってこられて、どこに目をとめて、どの商品に興味を持たれるのか。この年代の方なら、これを食べたいと思われるだろうか。そんなふうに考えるようになりました。

見せ方も同じです。店長をしていたころは、ここにPOPを置いたほうが伝わるだろうかと考えながら商品をアピールしていました。そうしたところに、外にいた経験が活きていたのかなと思います。

店長に伝えるより先に、自分の店を磨いていく

レーンのおすしを確認する山原晋

—— 今はエリアマネージャーとして、町屋駅前店の店長を務めながら、ご自身の店を含むエリア5店舗を見ていらっしゃいます。エリアマネージャーになって、仕事の中身は変わりましたか?

基本的には変わりません。ただ、各店長には私のお店を見に来てもらっているので、自分のところがお手本になっていないと、「こうするのはどうでしょう」と提案もできません。

見てもらったうえでお伝えしたことを、持ち帰ってやってもらう。そのお店でかたちになったときがゴールなんです。だから、どれだけ自分のお店をお手本の状態にできるか。それがエリアマネージャーの仕事です。

—— 店長やスタッフさんと日々向き合うなかで、大事にされていることはありますか?

会社の決まりとは違うやり方をしているのを見たときに、一方的に「こうしてほしい」と言うことはしません。まず、どうしてこうやっているのかという背景を探るところから始めます。「ルールだから」で終わらせても、納得はしてもらえないと思うんです。なぜそのルールなのかというところから一緒に話をして、そのうえで進められるようにしています。

その積み重ねがかたちになったと感じたのが、先日のことです。一番忙しい夏休みの最後の週に、事情があって1週間ほどお店を空けたことがありました。それでもお店はいつもどおり回っていて。任せたことを、お店のみなさんが自分の仕事として受け止めてくださっていたんだと思います。

私がいなくても、誰が来てもお店が回る状態にしておく。そこを目指してきたので、とても嬉しかったですね。

—— 最後に。一度離れて戻ってきたこの場所で、これから挑戦したいことを教えてください。

スシローでは、ずっと続けてこられた方と同じように、一度離れた私にもチャンスをいただけました。頑張りが反映されやすい仕事を任せてもらえるので、この先をどうしていくかは、自分でプランを立てられます。

私の場合は、いつかは本社の部署でも、これまでの経験を活かせる仕事に関わってみたいです。ただ、これまで営業面で吸収してきたことにもまだ発揮できる部分がたくさんあるはず。まずは受け持つお店を、5店舗から10店舗に、15店舗に。自分の可能性を広げていきたいと思っています。

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